安全性へのこだわり

天然の酸化防止剤の重要性

ファルミナの総合栄養食N&Dと療法食Vet Lifeの全製品は、天然由来のトコフェロールのみを酸化防止剤として使用しています。保存料や酸化防止剤は、一般的に食品の酸化によるダメージを遅らせたり、予防したり、軽減あるいは除去したりするための物質です。

食品の中に含まれる栄養素には、酸化しやすいものもあります。

例えば、食品の中の必須脂肪酸(EFA)や脂溶性ビタミンが酸化すると、揮発性の有機化合物やヒドロキシ酸が形成されるため香りや風味が変化し、その結果として食感や品質、安全性にも影響します。

全てにおいて自然な製品をつくるという使命を達成するために、ファルミナでは天然の酸化防止剤のみを使用し、人工保存料は一切使用していません。

また、フードの酸化を防ぎ、栄養分や鮮度、風味等の品質を極力保持することを目的に、ドライフードの包装の際、袋から空気を排気し、代わりに窒素を充填しています。この技術は、人間の食品にも広く使われています。

なぜ、遺伝子組み換え作物不使用(GMOフリー)なのか?

遺伝子組み換え作物(GMO)とは、遺伝子工学技術を用いて、遺伝物質を改変した作物のことを言います。本国イタリアが加入している欧州連合(EU)では、遺伝子組み換え作物について、予防原則のアプローチを採用しており、遺伝子組み換え作物が人間や動物、環境に危険な影響を及ぼすかどうかを判断することは現時点では困難であるとしています。EUにおける、遺伝子組み換え作物を使用した製品は全て、特定の規制や制限を受けています。

EUでは、遺伝子組み換え作物の使用が許可されていますが、ファルミナでは予防原則に則り、総合栄養食N&Dと療法食Vet Lifeの全製品において、遺伝子組み換え作物を全く使用していません。また、ペットフードの原材料として一般的なコーン(トウモロコシ)の使用を避け、伝統的なイタリア料理でよく使われる、オーツ麦やスペルト小麦といった古代穀物を使用しています。また、原材料の結合を助ける“つなぎ”にはサツマイモ等のイモ類を使用しています。

ファルミナでは、わんちゃん猫ちゃんの健康のため、遺伝子組み換え作物を使用しないことを決断しました。

遺伝子組み換え作物が普及すると、生物多様性の衰退や、食物の農薬耐性の伝播、耐性の高い寄生虫の進化の促進など、環境に変化を引き起こす可能性があります。環境が変化することによって、生態系の絶妙なバランスにも影響を及ぼすことが懸念されます。

ファルミナは、私たちが暮らす生態系の自然へ敬意を払い、家族の一員であるペットの健康と幸せをかなえることに情熱を注いでいます。