高い品質を支える技術と管理

品質とおいしさの向上のため、絶え間なく技術改良を進めています。

ファルミナでは、テクノロジーが製品の品質を向上させると信じています。当社の使命である、自然で栄養価の高い原材料を用いて、科学に基づいた栄養設計のフードをつくりあげるために、製造技術も継続的に開発しています。

ここではドライフードの品質を向上させるためのテクノロジーをご紹介します。

ドライフードの製造技術

ツインスクリューエクストルーダー(二軸式押出機)は、原材料の効率的な混合と均一な調理を可能にする、二軸の押出機です。原材料中のデンプンが消化しやすい状態になる、生のお肉から加工ができるといったメリットがあります。加熱調理は一度のみで、原材料の風味を生かしたフードをつくることができます。

「低温真空コーティング」製法

「低温真空コーティング」製法は、真空を利用し、ビタミンやミネラルを含むオイルを、キブルの中まで浸透させコーティングする製法です。冷却された状態のキブルに対して行うため、熱による栄養素の破壊を極力減らします。

窒素充填

フードの酸化を防ぎ、栄養分や鮮度、風味などの品質を極力保持することを目的に、梱包の際、袋から空気を排気し、代わりに窒素を充填しています。この技術は、人間の食品にも広く使われています。

ウェットフードの製造技術

「Gentle steam cooking」製法

可能なかぎり低温で、ゆっくりと1回だけスチーム調理を行い、食材の特性を生かします。

「More food」製法

水を加えず、原材料中の水分のみでウェットフードを調理しています。

増粘安定剤は不使用

ガム、カラギーナンなどのつなぎを使用していません。

BPAフリーの缶を使用

BPA(ビスフェノールA)は食器や食品容器等から、食事を通して体内に取り込まれ、内分泌系に影響を与えることが懸念されています。ファルミナのウェットフードはBPA不使用の缶を利用し、健康にも環境にも配慮しています。

品質管理

フードの品質を最大限に高めるため、厳格な品質管理を実施しています。

ファルミナの品質管理システムは、おいしさの品質、栄養面の品質、鮮度の品質全てにおいて、最高の製品をお客様にお届けするために非常に重要です。当社のシステムは、サプライヤーの選択から原材料の厳選に始まり、最終的な製品の検査に至るまで、製造工程全体を通して生産サイクルを常に監視しています。製品に使用されるすべての原材料を定期的にチェックする一方で、各製造ロットを最長18カ月にわたり詳細な分析検査を行う場合もあります。

また、品質管理基準の一つとして、認定を受けたサプライヤーより仕入れた原材料のみを使用することと定めています。当社では、全ての製造工程を追跡し、必要が生じた際には、各製品の履歴を迅速に確認・調査を行います。また、近赤外線を用いて、全ての原材料と完成した製品のリアルタイムの検査を行っています。ファルミナベット・リサーチは、自社の厳格な品質管理計画に従い、フードの安全基準のあらゆる面において、第三者の独立した研究所の協力を得ています。